----------さいごのことば-----------



6/11〜6/19までの9日間、お付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました!
そして…おつかれさまでした…。
ズルズルと長くなり、まだるっこしく1Pずつの更新となってしまいまして、どうもすみませんでした。

最初は例年通りに、6/11当日に更新というだけのスタイルで、日程を合わせて書いていたのですが、どんどん話が広がって来てしまいまして。
このシリーズの最後の作品、というつもりで書いていたら、あれもこれもと入れたいエピソードが溢れ出してまとまらず、しかも当日が目の前に迫って来て「これじゃ間に合わない!」と同時に「こんな長い話を、一度に載せては読む方が大変だ!」と(焦)。
悩んだ挙げ句、「取り敢えず5P分は書き終えている。あと2Pくらいでどうにかなるはず。だったら、1日1Pずつの毎日更新で行こう!5P分が更新終える頃には、本編も書き終えるだろう…」と思ったのですが、終わってみたら…合計10P(焦)、しかも一週間どころか9日間連載!
……人迷惑なイベントを起こしてしまいまして、すいませんでした…★

でも、これで「黄昏シリーズ」もおしまいです。
ラストは二人が結ばれるのが、一番のハッピーエンドで良いだろうな、と思いましたし、これまであれこれと外伝的なものを書いて来た中で、二人の未来が有る程度決まって来たこともあり、コレ以外のラストはないだろうと思いました。

思えば、2002年に頂いたアンケート結果を元に、書き始めた作品でありました。
この二人が好きだと言うコメントを、あちこちからたくさん頂き、そのたびに嬉しくなりました。
読者様の意見で生まれた二人ですから、他の作品の友あかとは自分の中でも違う雰囲気があって、この作品だけは常に読者様を意識しながら、ずっと書き続けて来たつもりでした。
その分、良い反応を頂けると、読者様にお返しができたような気がして、書いている私もホントに嬉しかったです。

改めて考えてみたのですが…パラレルとは言えど、このシリーズの友雅さんは、これまでの友雅さんとちょっと雰囲気が違いますね。
他の彼と比べて、裏表の差が少ない気がします。最初は、あまり気にしていなかったのですが、しばらくしてから、そんな風に感じ始めました。
一応、教師という、人と向き合う仕事のせいかもしれませんけれど、適当に「適当」、でも教師として生徒にはちゃんと接してるというか。
これまで書いて来た友雅さんだと、多分それなりに人と対話はするけれど、きちんと向き合って話すっていうのはなさそうです。
さらっと受け流して、その場から上手い事逃げてしまいそうですが、このシリーズの友雅さんは、違う感じがします。

同じネオロマで「コルダ」に金やん先生がいますけれど…そう、金やん先生くらい?
いえ、もしかしたら金やん先生よりも、生徒に対しては面倒見が良いかも…。適当に見えながら、的確な指導をしたりする先生かもしれません。
自分の仕事というか技術とかに関しては、頑固なほどのポリシーを持ってる。良い意味で、アーティストタイプっぽい。
特に緊張感を持って生きているわけじゃないけれど、中身の気力が薄いから、熱を入れて何かをすることもない…ってのは、友雅さんのオリジナル(というのもおかしいな)要素でありますね。

これまでに書いていた友あかの関係というのは、あくまで友雅さんはあかねちゃんよりも、大人だからこその価値観を持っているせいで、ジェネレーションギャップのようなものが二人を引き裂いていたのですが、このシリーズの二人は、同じ目線で対等に生きている感じ。
今までになかった関係です。
だから、ちょっとほかの作品を書くときとは気分も違ってました。
そのせいでしょうか。あかねちゃんと一緒にいる友雅さんは、いつもの友雅さんより少し子供っぽいかもしれませんね。これも良い意味で、ですけど。
生まれたときから、見ている彼女が相手だからこそ、親心みたいなものもあるのかな。
時には子供を見るような感じで、溺愛してる感じも見えますよね。それでいて、お兄さんのような感じもあって。
父みたいで、兄みたいで、それでもって先生で、幼なじみでもあって、いろんな関係が凝縮している関係。たくさんの想いが、二人の間にはありそうです。

いろんな想いがお互いの中で変化して行くうちに、新しい感情が芽生えてくる…近いからこそ踏み超えられない一線があったり、微妙な緊張感が存在して、お互いに戸惑ったり。
この設定では、今までとまったく違った二人を書けたので、本当に楽しかったです。
兄妹みたいな二人や、先生と生徒のような二人、そして、それらが恋人となっていく過程は、二人が少しずつ近付いて行く変化を眺められたのも面白かったですね。

いろいろな部分で、書いている私にも楽しさを教えてくれた二人でした。
これから、二人は一緒に新しい人生を歩いていくことになります。今後も、二人の時間はずっと続いて行くのでしょうが、私にとっても馴染みの深かった二人です。
幸せな未来が待っていてくれたらいいな、なんて、ささやかながら思っています。

さて、余談ではありますが。
今回はクラシックの名曲が、がやたらに出てきた今回のお話ではありましたが、本当はこの作品を書こう!と思い立った時から、自分の中で個人的テーマソングにしていたのは、LesFreresのアルバム「PianoBreaker」のラストに入っている、タイトルそのまま「Happy Song」です。

何て言うか、聞くたびに涙が出てくるくらい綺麗な曲です。
とにかくすべてが優しくて、流れるような旋律で、後半で入るジャズピアノっぽいアレンジが、歌を歌うように聞こえてきたりして…もう言葉が出て来ないくらい素敵な曲です。
歌詞も何もないから、この音だけでイメージしてました。
こんな風に、とことんまで優しくて優しくて、それでいて幸せになれるような、そんな話にしたいと思い、ずっと自分の中でくりかえしリピしてました。
……うーん、結果は、そのイメージには程遠い感じになってしまったな、と…いや、書く前から「無理だろ、そりゃ」とか思ってはいましたけどね(苦笑)。

ですが、ほんの少しでも、二人の中に存在している、特別な"優しさ"の意味を、読んで下さった皆様にも感じてもらえたら、本当に嬉しく思います。
読んで下さった方が、ほっと暖かくなるような、わずかであっても、この二人の幸せを感じ取ってもらえたら…それこそ書いていて本望です。
…いや、ムズカシイですけどね(苦笑)。

色々な思い出を作ってくれた二人とも、これでしばしのサヨナラです。「Happy」でエンドマークを付けられて、良かったです♪
今まで、この二人を愛して下さった皆様に、作者として心からお礼申し上げます。

……それと。
もしかしたらいるかもしれない、二人と同じく今月幸せな日を迎えるすべての方に、彼らと同じ"Happy Song”が、永遠に奏で続けますように。

長い間、お付き合い下さいまして、ありがとうございました。




-----From Megumi,Kasuga 2007.6.19 -----



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