光り降る音

 あとがき
どうも、春日です。いつもご拝読下さいましてありがとうございます。
これにて「光り降る音」、完結となりましたー!
今回はあとがきにて、執筆中に色々考えていたことなども書いてみようと思っています。

とにかく、まずは長い間おつき合い下さいました皆様、どうもありがとうございました♪。
でも…ですね、『長い間』と言ってもデータを見てみると、第一話の作成は2004年の1月。
そうなると…ええっ!!一年ちょいで完結に至っているんですね!
『天体観測』が完結まで二年かかったのですが(かかりすぎという気もしますが☆)、今回の「光り降る音」に関しては、「天体観測」よりも中身が長くなってしまったにも関わらず、完結までが「天体観測」の半分…。
自分ではさほど力を入れていなかったと思っていましたが、こうなるとかなりノッて書いていたのかも知れませんね(笑)。

えーと、以前にもちょっと触れたことがあるのですが、この話を書くきっかけはコミックスでした。
8巻の最後の方にある蘭と天真くんとの話の中で、はっきりと友雅さんへの好意を形に出す蘭の姿を見たのですが、「もしあかねちゃんが既に友雅さんを好きだと自覚している状況で、彼女からそんな話を言われたらどうなるだろう?」と、ふと考えたからです。
蘭と確執があったときでも、作り笑いでごまかそうとしたあかねちゃんだから、多分自分の気持ちを抑えて蘭の前では笑ってうなづくんだろうな、と思ったんですがね。
じゃあ、もしそこで友雅さんがあかねちゃんに好意を持っていたら、どうなるんだろう?
しかも友雅さんに打ち明けられて、お互いに想いを理解しあってしまったら、あかねちゃんは蘭に対してどう行動するんだろう?と。
まあ…色々考えていたら、面倒な三角関係になってしまいまして、そういうわけでこの話が生まれました。

以前、きたがわ翔さんがコミックスのフリートークの中で、『誰も傷つかない恋愛なんて99%存在しない』っていうことを書いていて、『ああ、なるほどな』って思ったんですよ。
あっちを立てればこっちが立たず…と、まあそういうわけで、みんな幸せっていうのは無理なんだろうなと思いました。
でも、きたがわさんが書かれていたように、人を傷付けて、それによって自分も傷ついて、そこで人の傷みや何かを得て、それを超えて成長するものっていうのがあると私も思いますし、それはもう一つの連載『恋愛論理』にもつながることです(表には出てきませんが)。
あかねちゃんも友雅さんも、蘭も天真くんも、みんなこの経験を経て新しい自分を見つけていくのかな、と思うと恋愛小説というよりは…成長物語みたいになってしまいますけど、それはまあ糖度の高いうちのサイトですから、こんな感じになりました(笑)。

しかし、こんな結末を書いていると、まるで蘭が嫌いなんじゃないかと思われるかと不安だったのですが、私は全然そんなことないですよ!。
コミックスを読んで、こんな話を思い付いたから、ということで「蘭が友雅さんに近づくのは許せない!」という考えはないですから。
ただ、うちは友あかメインなのでこういうストーリーになってしまっただけですので、その点はご了解下さいね。
可哀想なことをしたなあ、と逆に思ったりします。だからせめて、最後に何とか彼女にも幸せを持ち帰ってもらいたい気がして、あれこれシーンを織りまぜてみたってわけです☆
せめてこれくらいなら、良い想い出になるかなあと。
そして、やっぱり彼女はあかねちゃんと友達でいて欲しかったので、こういう結末になりました
(薫ちゃんと恵さんみたいな…って、アレ?←byるろ剣

友雅さんを書くのも楽しかったです。柄にもなく強気な態度とか、一瞬我を忘れてしまう、普通の友雅さんと少し違った態度っていうのを書くのが楽しかったです。
天真くんに堂々と宣戦布告するところとか、天真くんに突っ込まれて声を荒げてしまうとか。
やっぱりそういう、感情があらわになるときって、それだけ本気になってるって感じがしてギャップがあって好きなんですけど(笑)。

天真くんは……ある意味すごくイイオトコだったと思います。
友雅さんとはまた逆で、感情的であっても恋愛感情に対しては凄く繊細で冷静でしたね。
あかねちゃんが友雅さんのことが好きだと知っているから、自分の気持ちを伝えられないっていうところと、見込みがないなら黙ってあかねちゃんの幸せに手を貸してやろうと割り切るところとか。
うーん…すごくイイオトコだと思います。好青年ですね。ラストなんかは、蘭にとっては良いお兄さんで、あかねちゃんとっては良い友達で。友雅さんにとっては…どうでしょうね。でも、あかねちゃんを通して信頼感って生まれたんじゃないでしょうかね。
あかねちゃんを頼むよ、と暗黙で理解しあっている良い関係になったんじゃないかと思っています。
詩紋くんは、もう少しアピールをさせてあげても良かったかなあ、と後になって思いました。
天真くんよりも冷静に、本当にあかねちゃんのために力になりたいという感じでしたが、冷静なだけに印象が少し弱かったかな…と少し反省してます。

それにしても、書いている本人にとって一番びっくりしたのは皆様からの反響でした。
とにかくたくさんの感想を頂いてしまって、こんなに受け入れてもらえているとは思わなくて驚きました…。
ど、どんなところが気に入って下さったんでしょうね…(苦笑)。機会がありましたら、お好きなシーンなど教えて頂けると嬉しいです。
本当にありがとうございました。

ラストスパートの頃に、自分的にはMyテーマソングのように頭の中をリピートしていた曲がいくつかあります。
○桜色舞う頃/中島美嘉 ○Kiss/crystal Key ○光り降る音/東儀秀樹(←笑) ○恋に落ちた/谷村有美

気持ちを盛り上げてくれたのは頭の2曲。東儀秀樹さんの曲は、元々こちらからタイトルを頂いたのでイメージトレーニングで(笑)。ラストでの山荘の二人を書いているときは、ずっとこれを流してました★
最後の「恋に落ちた」は、別に聞いていたわけではなかったんですけれど、久々にCDで聞いてみたら歌詞がぴったりだったんで個人的にはテーマソング(笑)。
ラストシーンは東儀秀樹さんと、伽羅のお香に囲まれて脱稿しました(笑)。

最終回を書き上げたのが、3月30日。本当は28日の4周年記念に合わせたかったのですが、間に合わなくて悔しかったんですけれども、そしたら偶然にもアニメの「八葉抄」の最終回と同じ日になってしまいました。
これもまた……縁というものなのでしょうか?(笑)。

とにもかくにも、きちんと作品に完結マークをつけられるのは気持ちいいものです。作品の出来とは別モノですが、完成したという開放感みたいなものが良いものです。
これまでおつき合い下さった皆様、作品を気に入ってくださっていた皆様にとって、ラストが満足行くものであるかどうか分かりませんが、これまでご声援頂きましてありがとうございました。
今後とも、またご声援を頂けるような作品を執筆して行こうと思います。
またこれからも、他の作品にておつき合い頂ければ嬉しいです。


----------2005/3/30 春日 恵



※ずっと天真くんのことで悩んでいた、というのは、彼のペンダントの由来です。
漠然としか記憶が無かったもので、ラストにそれをあかねちゃんに差し出すシーンが
書けなかったんですよ。
古本屋で見つけた「メッセージコレクション」のおかげで、何とかなりました…☆
この本があれば、今後迷うこともないかも…(笑)。



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Megumi,Kasuga