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Trouble in Paradise!!
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| あ と が き |
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ど、どうも…(腰が引ける…)。
このたびは、長い連載に最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました…。
そして、大変お疲れ様でした…。
スイマセン、長編連載回数、新記録を打ち立ててしまいました…。
第37回にて、「Trouble in Paradise!!」やっと完結です。
履歴をチェックしてみたところ、第一話が始まったのが2007年の10月24日。
そうなると…およそ一年半くらいの連載でしたか。
まあ、もっと何年にも渡って連載してるものもありますから、それから比べたら…と思うのですが、回数がこんな多くちゃ読まれる方が疲れますよね!
ホントにもう、いつもこんな調子ですが、今回もすいません…★
さて、終始しっちゃかめっちゃかの話でございましたが、恒例の裏話などを。
この「Trouble in Paradise!!」を書こうと思い付いた、きっかけについてお話させて頂こうかと思います。
実はこの作品、ひとつの和歌を読んでいたときに、ふっと情景が浮かんだのです。
その和歌は、小倉百人一首の67番札。周防内侍が歌った和歌です。
「春の夜の 夢ばかりなる手枕に、かひなくたたむ、名こそをしけれ」
有名な歌なので、ご存じの方も多いかと思います。
古文は、訳した人の解釈によって若干変わると思うのですが、いくつかの訳を見て私が頭の中でまとめて解釈したのは、こんな意味。
「まるで春の夜の夢のように、ほんのひと時あなたから手枕を借りたおかげで、妙な噂が流れては困ってしまいますのよ」
この歌には、実は前後のやりとりがあるのです。
春の夜、周防内侍と女性たちが、おしゃべりを楽しんでいる。
夜も更けて来たころ、「少し眠くなったから、枕が欲しいわね」と彼女が言う。
すると御簾の向こうにいた藤原忠家が「ならば私のこれを枕として、あなたにお貸し致しましょう」と言って腕を差し出すのです。
歌の中にある"手枕"とは、文字通り腕枕のこと。その意味は…腕枕をする、ということで、何となくご想像出来ますよね?。
つまり「あなたに腕枕をして差し上げましょう」という歌の意味は、朝まで一緒に過ごしませんか、という意味を含んだ誘い文句なわけです。
それに対する彼女の返事が、この歌だったのです。
「たった一夜のあなたのお遊びに、お付き合いしてしまったら、たちまち噂になってしまうのは困りますのよ。」
……何てエロス!(笑)。
こんな艶っぽい和歌が、古典として、百人一首として老若男女に親しまれているなんて!なんてエロいんだ!(笑)。
でも、言葉の選び方や例え方で、全然そんないやらしさがなくて、逆に雅やかで色っぽい!
しかし、藤原忠家もこれで引き下がらないんですよ。
そんな返事を彼女からもらったのに、彼もまた返事の歌を読むんです。
「契りありて春の夜ふかき手枕をいかがかひなき夢になすべき」
私は前世から、あなたとの縁を信じてこうして腕を差し伸べているのに、その想いを貴女は、はかない夢と笑い飛ばしてしまうのですか?
……負けてないぞ、男の方も!
上手くかわされてしまったけれども、私は本気なんですよ…ってさりげなく返歌にしたりして。
何て言うかー、この男女の歌の粋なやり取り。
でも、意味はとっても艶やかな内容だったりして、びっくりします。
ああ何てエロいんだ古典!
と、いうわけで、説明が長くなりましたが、この歌のやりとりを読んで、ふと浮かんだのが、冒頭の山荘での一件と、嵯峨野の一件。
ホントにホントに、ただ友雅さんに腕枕をしてもらってただけなのに、あろうことかその光景を他人に見られてしまい…。
噂がどんどん尾ひれを付けて、当人の知らないところで、あっという間に大変な状況に!みたいな。
そこからはじまる大混乱。でも、友雅さんは便乗してやりたい放題、と(笑)。
最初は二人の恋愛だけのはずだったんですがねえ…。
気付いたら主上は巻き込んでるわ、ついにはアクラムたちまで巻き込んで★。
最後まで落ち着かない、ドタバタラブコメ一直線で幕となりました(^^;)。
「Trouble〜」も、その前に完結した「白雲の果て〜」も、八葉全員を引っぱり込んでのお話には変わりないのに、全然毛色違いますね(笑)。
どちらにしても、友雅さんの甘々惚気には限度がありませんけど(焦)。
ちなみに、連載中にはたくさん嬉しい感想を頂いたのですが、主人公の二人は別として、最初から最後まで主上の人気がぶっちぎりでした(笑)。
主上も、最初はあの友雅さんが、本気でお付き合いしている相手がいるなんて!と、野次馬根性で顔を突っ込んだだけなのに…。
気付いたら友雅さんなんかそっちのけで、あかねちゃんの保護者気分で、終始ハラハラし通しでしたね(^^)。
きっとこれからも、何かと肝を冷やすことになるんでしょうねえ…。
トラブルに一番巻き込まれていたのは、主上に間違いアリマセン☆。
ま、主上自身の世話焼きな性格が、災いしてしまったのでしょうネ。
あ、それと…ちょっとしか顔出さないのに、ウケが良かったのが泰明さん(笑)。
もしかしたら彼は詩紋くんよりも先に、二人の関係には気付いていたかもしれませんよね。
でも、黙っていたのは…「神子に執心したおかげで、友雅は八葉の役目をきちんと務めるようになったので、まあ問題ない」とか思ってたのかも(^^;)。
みんなが大慌てしてるときに、一人しらっとしてる彼が大ウケだった方も多かったようです♪
そして…ま、個人的に…今回もこんな役回りで、ごめんね天真くん、ってことで★
いや、彼みたいに直球ストレートな、感情を隠さない男の子って書くのが楽しいんですよね。
彼のドタバタ騒ぐ様子が、情景をコミカルに和ませてくれる気がして、ついついこんな役をさせてしまって〜、ホントにゴメンなさいねぇ(笑)。
でも、いつもどんな話でも、友達思いのイイ男デス!(←フォロー…笑)。
そういえば、実は書こうと思っていたシリンちゃんとアクラムのその後とか、イクティダールとイノリくんのお姉さんのこととか。
あと、天真くんと蘭のことも構想にはあったんですが、長くなりそうで一旦エンディングを迎えてしまいました。
それらはいずれ、短編の外伝で書けたらなーとか思ってます。
というわけで、そんなこんなでうちのサイトでは、一番コメディっぽいお話になりましたが、お付き合い頂きましてありがとうございました!
これからもシリアス、ラブコメ、パラレル等々…ジャンルを問わずに色々な友あかをお届け出来たらなーと思います。
どうも、長きに渡るご拝読、ありがとうございましたー!
by Megumi,Kasauga 2009.03.08
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